近世日本の政治改革と知識人―中井竹山と「草茅危言」 最も安い [単行本]

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近世日本の政治改革と知識人―中井竹山と「草茅危言」の 商品概要目次序 章 近世中後期の政治・社会と知識人――「居士」・中井竹山と「草茅危言」の挑戦第一節 研究対象とその概略――中井竹山と中井家・龍野藩・懐徳堂第ニ節 研究史の整理――思想史と政治史第三節 課題の設定と本書の構成第I部 「草茅危言」を見直す――書誌学的考察と政治過程分析第一章 寛政改革との関係――各巻の執筆年代・提出順序および関連文書の検討から第一節 定信との会見とその後の連絡――天明八年六月第ニ節 巻之下と跋文の提出――天明八年十一月第三節 密書「與吉田大津留ニ君書」の提出――寛政元年七月六日第四節 「自序」と巻之一(旧「巻之上」)の提出――寛政元年冬第五節 巻之ニ―巻之四の提出――寛政三年初頭―同年冬第二章 為政者たちの接近――寛政元年の政治過程を中心にはじめに第一節 大坂城代・堀田正順の接近(1)――講釈依頼・藩士入門・儒官推挙・『聖論広訓』献上第ニ節 大坂城代・堀田正順の接近(2)――入門・「御城入」扶持引き上げ・懐徳堂再建運動第三節 老中・松平乗完の接近――徂徠学者・会見・「蕭何営宮論」添削おわりに第三章 書誌学的考察――竹山自筆本の検討からはじめに第一節 竹山自筆本の由来・性格と各種刊本との相違点第ニ節 各巻の体裁と特徴おわりに第II部 田沼時代からの射程――「草茅危言」の形成史と政治・社会(1)第四章 女帝を詠む――後桜町天皇の十年間と政策構想の模索はじめに第一節 女帝と「長大息」――宝暦十二年七月第ニ節 大嘗祭と「礼儀類典」――明和元年第三節 孝子顕彰運動――明和七年第四節 譲位前夜の「菊宴」と「優戯」――明和七年第五節 仙洞御所への移徒――明和八年一月第五章 大番頭・加番との交流――師弟関係の構築から政治的連携へはじめに第一節 大番頭・堀田正邦との出会いと竹山の期待――宝暦十二年八月―同年十三年八月第ニ節 大番頭・堀田正邦との交流と師弟関係の深化――明和元年―同九年第三節 大番頭・堀田正邦の急逝と竹山の心境――明和九年四月―安永元年十二月第四節 加番・大番頭との交流と寛政改革における連携関係――天明六年八月―寛政四年四月第五節 寛政改革以後の大番頭と竹山・蕪園父子の交流――寛政六年正月―同十一年おわりに第六章 科挙と察挙――人材登用制度の模索と東アジアはじめに第一節 科挙制度に察挙制度を組み込む――朱熹「学校貢挙私議」の模索第ニ節 察挙制度と享保改革――室鳩巣と雨森芳洲第三節 田沼時代の人材登用制度をめぐる議論と構想――中井竹山の模索(1)第四節 寛政改革期の人材登用制度をめぐる構想――中井竹山の模索(2)おわりに第III部 寛政改革期の諸相――「草茅危言」の形成史と政治・社会(2)第七章 「御新政」と「災後」――天明の京都大火と政策構想の模索はじめに第一節 「私議」と「蕘言」の間――政治状況と献策第ニ節 「災後」と内裏造営構想(1)――伝聞情報と竹山の議論第三節 「災後」と内裏造営構想(2)――被災地での目撃情報と竹山の議論第四節 「草茅危言」へ――政治状況と政治秩序像おわりに 第八章 松平定信を語る――政治情報と献策はじめに第一節 中井竹山と「松平定信」――中山市之進の証言から第ニ節 『求言録』への諫言――天明三年第三節 児童教育と家臣団統制――初入部の際の挿話とその背景第四節 天明の飢饉と大政委任論おわりに 第九章 ロシアの出現とその波紋――対外認識と政策構想はじめに第一節 蝦夷地・ロシア認識とその背景――「粛慎」「蝦夷」「赤蝦夷」「ウスコビヤ国」第ニ節 蝦夷地についての政策構想とその特徴第三節 「和蘭」と「俄羅斯」の間――古賀精里「三国通覧に題す」から第四節 ロシア認識の変容と蝦夷地政策構想――中井蕉園「杞憂漫言」を中心におわりに 第Ⅳ部 政治改革の終焉と「草茅危言」の行方――「立言以治人」の思想第十章 寛政改革の終焉と竹山のその後――「立言以治人」の思想はじめに第一節 寛政改革の終焉――統制政策強化・懐徳堂焼失・定信失脚第ニ節 藩政担当者への政策提言と京都所司代との交流第三節 藩政担当者への政策提言と「草茅危言」の送付第四節 「立言以治人」の思想――治者ならざる学者の治者意識おわりに――政治改革の後始末と将来への布石作り第十一章 「集大成」へ――竹山の晩年と「逸史」献上はじめに第一節 「逸史」献上の背景と経緯――寛政十年四月―同十一年七月第ニ節 「逸史」献上と政策提言――「與藤江貞蔵」と遺状作成第三節 「集大成」と最後の政策構想――尾藤ニ洲との対話とその後の展開第四節 蕉園と竹山の最期おわりに終 章 寛政改革から明治維新へ第一節 概略と成果・課題――「草茅危言」と寛政改革の関係第ニ節 「草茅危言」からの射程――比較史上の論点の抽出第三節 「草茅危言」のその後あとがきPolitical Reforms and Confucian in Tokugawa Japan:Nakai Chikuzan and Sōbō KigenMitsuaki SHIMIZU内容紹介懐徳堂の学主・中井竹山が寛政改革を主導した松平定信に提出した「草茅危言」(そうぼうのきげん)を書誌学的に分析し,実際に政治をどれくらい動かしたのか,そして政策構想はいかなる背景があったのかを明らかにする.明治維新史,近世・近代東アジア史の比較思想史に有益な手がかりを提示.著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)清水 光明(シミズ ミツアキ)1982年新潟県生まれ。2005年早稲田大学第一文学部卒業。2008年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2018年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員。博士(学術)著者について清水 光明 (シミズ ミツアキ)東京大学大学院総合文化研究科学術研究員近世日本の政治改革と知識人―中井竹山と「草茅危言」の商品スペック商品仕様出版社名:東京大学出版会著者名:清水 光明(著)発行年月日:2020/07/31ISBN-10:4130266101ISBN-13:9784130266109判型:A5対象:専門発行形態:単行本内容:日本歴史言語:日本語ページ数:503ページ ※495,8P縦:22cm他の東京大学の書籍を探す書籍 東京大学>歴史 東京大学>日本史 東京大学>日本史 東京大学

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